イオン歯ブラシの効果って？KISS YOUの歯ブラシを使ってみた！
人間関係の基本とも言える「好感度」。顔の造形の良し悪しより、ファッションのセンスの良さより、なによりもの大前提となるのは「清潔感」だとは思うでしょう？それはもう大前提過ぎて、どんなに感じのいい人でも清潔感に欠ければ末尾に「～だけど残念な人」という称号がついてしまう。
それは外見に限った話ではなく、体の半内側からも無意識の内に飛び込んでくる。そう、それは口臭だ。
日本は先進国にしてはデンタルケアを意識する人が少なくて、近年になって予防歯科という言葉がお茶の間に普通に流れ出したほど。デンタルケアの後進国とも言われる始末なんだ。
ファッションはKawaiiのに口臭はKawaiiじゃない。日本人はデンタルケアに遅れている。
つまり？デンタルケアを今から始めれば国内最先端クラスを走り出せるわけだ！
さあ、早速見てみよう。新感覚イオン歯ブラシの「KISS YOU」、その実力を！
最大の特徴はイオンの力と交換式ブラシ
ドラッグストアにも陳列される注目アイテムのKISS YOU。私はどこかのヨドバシカメラ内のドラッグストアで見たことがある。
見てもらうと判るように、ボディがなんだかごつい。
ここにマイナスイオンを発生させる某と、電源となるボタン型電池が内蔵されているらしい。
この本体+ブラシ１つでお値段486円（税込みオープン価格）だ。ボタン型電池って結構高いし、本体価格のほとんどが電池代なのでは…？と思っている。
このイオンの力で口腔内の汚れや雑菌類をあれこれして、口の臭いなどを防ぐのだそうな。
そのイオンのパワーたるや驚くべきことに、KISS YOUは歯磨き粉無しで十分に歯磨きできてしまうんだって！
歯磨きに歯磨き粉は不要
歯磨き粉ってブラシじゃ届かない隙間を洗浄するのに必要だと思うじゃない？
実は必要ないから歯ブラシそのまま加えて歯を磨けって言われても抵抗感があってなかなかトライできないよね。
しかしKISS YOUのボディから生まれるマイナスイオンがあれば、歯垢を物理的に掻き落とした後の口に増殖した虫歯菌やら歯周病菌などをあれこれして定着を防ぎ増殖させず、歯のトラブルを防げちゃうんだって！
普通に握ればイオンが発動
銀色のところに指が触れていればOK
ボディの銀色部分に指が触れると通電してブラシの方にイオンが発生する。
内蔵電池の容量は視覚的に確認可能（本当は赤く光る）
電源のボタン型電池の残量はボタンを押して発光させれば分かるという仕組みだ。
完全防水である代わりに電池の交換はできないけど、丸二月以上使っても一向に光が衰える気配はない。
マイナスイオンの効果って本当にある？
さっきからイオンが発生してあれこれ作用するとは言うけど、あれこれって何だよって話だよね。イオンとかまたエセ科学かよって思ってない？
実は私も○○イオンって信用してないからかなりふわふわした表現になってしまって。
イオンは信じてないけど、実際に使った自分の感想は信じる。
口臭予防効果、これガチなやつだ！
初めての翌朝から寝起きの口臭が違う！
KISS YOUをモニターするに当たって、まず試したのは無歯磨き粉。開封したてだからサッと水で洗い、後は普通に歯を磨くだけよ。
ノー歯磨き粉の感想はね、すごく奇妙だった。泡が口から溢れないし、唾液に落ちた歯垢の味覚と嗅覚的なものがすごく…奇妙だった。
そして口をゆすいだ後の口腔内が乾燥しない！
以前グリーンプロポリス歯磨きジェルをモニターしたときにも感じたけど、一般的な歯磨き粉ってスクラブやら洗浄剤やらで口の粘膜まで持ってっちゃうんだよね。
歯ブラシ後の爽快感は香料や清涼剤や口を保護する粘膜を失ったための効果だったというわけだ。
KISS YOUはちゃんと粘膜が残っていて、口が乾燥しない。雑菌が増殖しにくい環境になっていて、後に残るのはツルッツルの歯だけだ。添加物もない。
それから、このブラシがまた良いんだよね。柔らかくて極細でヘッドが大小選べる！
極細レギュラー（青）極細コンパクト（ピンク）大きさ比較
遠近法は使ってないはずなんだけど、この差よ。私が使っているのはピンクの「極細コンパクト」で、小回りが効く小さいヘッドが奥歯の奥まで磨けて良い感じ。レギュラー（青）は男性に向いてるかな。
ブラシの毛をダイレクトに感じられるから歯周ポケットも歯の先端部分までも舌でチェックしながらしっかり磨ける。擦る力も要らない。
そしてKISS YOU初体験の翌朝だ。
寝ている間に口呼吸の習慣があるらしい私は寝起きの口臭を地味に、かなり不快に思っていたのだけれど、無いんだよ。口臭が。寝起き一発目に口臭を感じなかったんだ！
これは新品極細毛ブラシの効果…あるいはこれが、イオンの…効果…？！
そうそう、KISS YOUのメリットはイオンだけじゃない。歯科衛生士も認める予防歯科的な機能があるんだ。
それが「交換できるブラシ」なのだ！
半透明の部分だけを付け替えられる
「月に一度は歯ブラシを変えろ」
これは我が友人の歯科衛生士が言っていた言葉で、ブラシの毛先が目に見えて広がってから交換するのでなく、もう一月に一本消費する勢いで使い捨てろって話なんだ。
日本人の年間歯ブラシ消費量はデンタルケア先進国の半分だか3分の1だかって話をしたんだ。（酒入ってたから細かい数字はちょっと）
一月1本のペースなら年間12本。歯ブラシを初売り出しの日用品が安い時期に買いだめる人にとってはものすごく嵩張るストックになるよね。
それがこのKISS YOU、替えのブラシ単体で販売しているのがすごく省スペースで収納に困らない。
通常の歯ブラシ1本分のスペースに2個セットで入っているから、12ヶ月分のKISS YOUなら従来の歯ブラシ6本分のスペースで収まってしまうのだ！
歯ブラシをこまめに買い換えると持ち手部分は全然ダメージ入ってないのに捨てることになって、プラスチックと加工に要する電気の無駄使いに他ならない。
しかしブラシ部分だけを使い捨てられるKISS YOUはこれらの廃棄資源量が最小限で済むから実にエコだね。
KISS YOU＋水のみ歯磨きの惜しいところ
さて、ここまではKISS YOUで実感した重要なメリットについて語ったから、今度は公平にデメリットについて語っていこう。
デメリットというか、弱点だね。それは、着色汚れに弱いこと！
紅茶派の私にとってはなかなか重大な問題なのだ。ホワイトニングついでに歯科でフル点検してもらえば良いって話なのだけど。
これこそ日本一般人デンタル界の最先端、予防歯科だぜｳﾌﾌﾌ。
あとはフッ素崇拝者には抵抗感が強いみたい。
強いケミカル洗浄剤やスクラブを使わず、柔らかブラシで軽く擦るだけなんだから歯表面のエナメル質に傷は付かないはずなんだけど、どうにも男性には受け入れがたいみたい。
歯磨くのに圧力かけすぎなのだよ。軽く擦れば十分つるつるになるというのに。毛先の消耗も早まるし、何より腕が疲れるじゃないねー。
後はKISS YOUの持ち手とブラシのジョイント部分。ここも毎回キレイに洗っておかないと、中に歯垢入りの唾液が入り込んで熟成（！？）されて悪臭がしてくる。
分解ゆすぎをせずに使えるのは3日間が限度だ。できれば毎日カチッカチっと取り外してゆすいだ方がいい。ゆすぐだけでいいから。
KISS YOUの弱点はこのくらいかな。トータルで見ると私にはメリットの方が上回っているように思える！
予防歯科入門者で起き抜けの口臭が気になる人にぜひ使ってみてほしい！
